マイナビエージェントとリクナビエージェントを比較!人材紹介サービスのおすすめは?

  • 2019-10-30
  • 2023-12-27
  • 転職

こちらの記事では転職3回、人事職経験ありの私がおすすめする「人材紹介サービスの利用」について記載していきます。

人材紹介サービスの会社は山ほどありますが、たくさん登録しても紹介求人が見切れなかったり、結局しっかり使うのは1~2社に絞られてきます。

私が3回の転職で計6社の人材紹介サービスを利用して実感したことは、大手2社登録しておけば十分!ということでした。

大手の人材紹介サービスで特におすすめなのが、「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」の2社。※マイナビのプロモーションを含みます。

それぞれ特色が違うので、2社とも登録するのがおすすめです。

それぞれの特色、実際使った感想、なぜ大手2社登録すれば十分なのか、について記載していきます。

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沢山の人材紹介サービスに登録しても意味がない理由

企業側から見ると、人材紹介サービスは「成功報酬型」の人材サービスです。

人材紹介会社から紹介された人材の入社が決まった瞬間に費用が発生します。

一方求人サイトは求人を掲載するだけで費用が発生する料金形態です。

 

人材紹介サービスは、企業側からすると、求人掲載だけなら1週間でも3か月でも無料!

人を採用したい企業はできるだけ間口を広げたいと考えますので、いくつかの人材紹介会社に同じ内容の求人を出します。

ということは、沢山人材紹介サービスに登録しても、人材紹介サービス側が持っている求人はあまり変わらない、紹介される求人が被る可能性さえあるのです。

その為、人材紹介会社に沢山登録してもあまり意味がありません。

よく人材紹介会社が「非公開求人多数!」とうたっており、すごく特別な求人を紹介しているとイメージしがちです。

実際は、「非公開求人」=「求人サイトに掲載していない求人」というだけなので、「他社では一切取り扱っていない特別な求人」という意味ではありません。

なぜリクルートとマイナビなの?

リクルートもマイナビも、転職、就職ジャンルでは知らない人がいないくらい有名な2大大手企業です。

転職活動をする求職者からもよく知られていますし、求人を出す企業側からもよく知られています。

企業側は登録者数が多く集まるところに求人を出したいので、有名な人材紹介会社に求人を出したいと考えます。

となると、まず求人が集まってくるのが大手人材紹介会社の「リクルートエージェント」か「マイナビエージェント」となるわけです。

 

求職者側から、2社をひとことで言うと、「量のリクルート」「個々に寄り添うマイナビ」です。

2社のサービスについて、実際に何度か利用した印象、状況を記載していきます。

リクルートエージェントについて

リクルートエージェントの魅力は求人紹介量の多さ!

毎日5~10件程新しい求人が送られてきます。

キャリアアドバイザーと呼ばれる、自分の担当からの紹介求人に加えて、登録した条件に合わせてシステムからも求人が送られてくるので、全て確認するのは結構大変です。

求人の質でいうと、全部が全部自分の希望に合致するわけではありません。

特にシステムから送られてくる求人は、1つでも希望条件に当てはまれば求人を送ってくるようなイメージで、全然希望に合致していない求人も多くありました。

ただ、多くの求人を見ることにメリットもあり、どこまでなら条件を緩和できるか、自分の許容範囲がだんだんわかってきます。

転職活動を始めてすぐはどうしても条件を厳しく絞りがち。その状態では応募できる企業が限られてしまい、転職活動が思うように進まない原因となります。

沢山求人があればあるほど、希望に合致する求人、選考に進める求人も増えていきますので、数で勝負する形です。

一方、リクルートエージェントに求めてはいけない部分もあります。

それは、「1人1人に親身になって寄り添ってくれるキャリアアドバイザー」を期待することです。

リクルートはバリバリの営業会社として有名なこともあり、キャリアアドバイザーとはいえかなりドライ。

イメージとしては、

女性求職者
○○の職種と○○の職種でどちらが自分に合っているか悩んでるんです

という相談に対し、

男性キャリア
アドバイザー
悩んでいる時間があったら両方応募したらどうですか?内定取ってから悩みましょう

というイメージ。

基本的にシステムを通して求人に応募したり、面接の日程調整を行うこともあり、かなり機械的です。

まずは内定取りましょう!というスタンスなので、内定を取らせる為のフォローはきちんとしてくれます。

個別の面接対策講座を受けさせてくれる、事前に面接に関する情報(企業から質問されやすい内容など)がメールで送られてくるなど、面接に特化したフォローはかなり手厚いです。

【人事側から見たリクルートエージェント】
企業担当と事務処理担当がしっかりと分業されており、スピード感があり、且つ正確な対応が印象的でした。
人材の紹介数も多く、採用決定まで尽力してくれる、というイメージがあり、かなり信頼をおいていました。
「企業側から信頼」されている人材紹介会社は求職者側から見ても強いです。
「信頼のおける会社からの紹介」というだけで企業側の印象は違います。
総括すると、求職者フォロー<企業フォローという印象です。
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マイナビエージェントについて

マイナビエージェントはリクルートエージェントと比べると紹介求人数は劣りますが、個人個人に向き合った親身なサポートが魅力です。

(担当のキャリアアドバイザーにもよるかもしれませんが、私の場合は利用した2回とも親身にサポートしてもらえました)

まず、紹介求人は担当のキャリアアドバイザーからのみ届きます。

直接転職に対する思いや希望を話しているアドバイザーなので、全く希望に沿わない求人を紹介されることはありません。

条件を絞りすぎて紹介できそうな求人が少ない場合は、希望を叶えられそうな別職種、別業種も紹介してもらえます。

女性求職者
就活生を支える採用の仕事がしたい。
男性キャリア
アドバイザー
採用職は求人が少ないので「学生を支える学習塾の相談職」「転職者をささえるキャリアアドバイザー」も希望に合うかもしれません。求人を紹介します。

といった形で、理由を説明した上で紹介されるので、受け入れやすいです。

求人の応募、合否連絡、面接日程調整など、基本的にキャリアアドバイザーとメールでやりとりします。

選考に通らず転職活動が進んでいない時は電話でのフォローがあり、再度条件を見直す為の相談に乗ってくれるなど、方向性がきちんと決まっていなくても、それに寄り添ってアドバイスしてくれる、という印象です。

面接に対するフォローもしっかりとしており、面接前に企業に関する情報をメールで送ってくれたり、最終選考の前ともなると、面談にて企業について詳しい説明をしてくれたこともありました。

全体を通して、「常に気にかけてくれている」というイメージがあり、相談もしやすい雰囲気です。

相談がしやすいと、ちょっとした一言から新しい求人紹介に繋がったり、面接でアピールすべき点が発見できたりするので、すごく良い関係を築けたなという印象でした。

【人事側からみたマイナビエージェント】
企業訪問から事務処理まで全て営業1人で回しており、とにかく多忙そうな印象でした。
分業制のリクルートと比べると、スピード感や正確さが劣る部分があり、「マイナビに頼んでもすぐやってもらえないだろうから、リクルートだけにお願いしよう」ということも。
営業による部分が大きい気はしますが、キャリアアドバイザーの対応が良かった分少し残念な印象です。
(注力する企業に選定されていなかっただけかもしれませんね(^^;))
総括すると求職者フォロー>企業フォローという印象です。

転職活動を成功させるために

3回転職活動をしてきた中でおすすめの人材紹介会社「リクルートエージェント」と「マイナビエージェント」をご紹介しました。

2社とも登録するのがおすすめですが、どちらか一方をおすすめするとしたら、

・転職経験のある方は「リクルートエージェント

・初めての転職であれば、「マイナビエージェント」※マイナビのプロモーションを含みます。

をおすすめします。

さらに、人材紹介サービスだけでなく、求人サイトにも沢山の求人が掲載されています。

仕事をしながらの転職活動では時間がない為、人材紹介サービスがメインになりがちですが、未経験職種であれば絶対に求人サイトで探すことをおすすめします。

関連記事:人材紹介サービスと求人サイトでは選考の難易度が変わる?未経験職種なら「求人サイト」のメイン利用がおすすめ!

また、次で最後の転職にしたい。絶対に納得して転職活動を終えたい、という方は、退職してからの転職活動を視野に入れても良いかもしれません。

関連記事:転職活動は働きながら?仕事を辞めてから?どちらも経験した結果「辞めてから」が正解でした。

どちらにしても、転職活動に必要なのは、「時間」と「気力」です。

長期戦になるとかなりしんどいので、上手に様々なサービスを利用して、効率的に転職活動を進められると良いですね。