営業職から未経験で人事(採用職)に転職!業務の共通点とアピール方法

  • 2019-11-20
  • 2023-12-27
  • 転職

人事職は経験がないと転職できないと思っていませんか?

実は人事職未経験でも転職できる求人ってたくさんあります。

派遣・広告の営業職を経て、社会人4年目、未経験で人事の採用職に転職できた私が言うので、間違いありません。

 

営業職と人事の採用職は、業務共通点が非常に多いです。

採用職をやってみたいけど、経験ないしな~

という営業職の方、全然チャンスはあります!

 

本記事では、採用職は未経験だけど、営業経験は有り!という方向けに、採用職の業務内容例と、どのような営業経験がアピールできるのかを詳細に記載していきます。

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人事採用職と営業職の業務共通点とアピール方法

人事の採用職の仕事は「人を採用すること」ではありません。

「人を集めること」が一番の仕事です。

(人を採用するかどうかの最終判断は大抵の場合、役員が行います。)

人事採用職の仕事内容は「人を集める」為の業務になってきますので、内容は多岐にわたります。

1.【新卒採用】大学訪問

大学

テレアポして大学に訪問、就職課の担当者に新卒採用をしている企業であることを知ってもらい、就職に関する情報交換を行います。

大学内で行われる企業説明会も、大学側から選ばれてようやく参加できる為、大学訪問は重要な業務です。

営業職との共通点

テレアポして新規クライアント先に訪問する業務と全く同じです。

違う部分は、提案するものが商品ではなく、自社であること。

そして、ほぼ100%アポイントが取れること。

大学側からしても学生が企業の選考に応募する可能性がある為、きちんと時間を取って会ってくれます。

面接でのアピール方法

営業の新規開拓とほぼ同じなので、新規開拓の成果とその過程を説明し、大学の新規開拓でも活かせることをアピール。

新規開拓を行わない営業スタイルだった場合は、既存顧客からの新規注文をどう獲得したか、についてアピールできます。

2.【新卒(中途)採用】説明会

説明会

大学内で行う企業説明会や自社内で行う採用説明会を実施します。

(中途採用でも企業説明会や転職イベントに参加する場合は同様です。)

自社ブースに来てくれた学生や、説明会にエントリーしてくれた学生に対して会社概要や業務内容を説明。

いかに興味を持ってもらい、選考に進んでもらうか、学生に選ばれるための業務です。

営業職との共通点

クライアントへの提案やプレゼン、社内の売上報告会などと共通する部分が多いです。

・複数人の前で話す

・相手に興味を持ってもらう、納得してもらう為に話す

という点です。

面接でのアピール方法

「大勢の前で話す」については得手不得手が大きく分かれる為、

男性面接官
人前で話すのは得意ですか?

と聞かれるパターンが多いです。

この質問が来たらチャンス!できるできないを答えるだけでなく、今までの実績もアピールできます。
「人前で話すこと」に関しては「慣れ」なので、どのくらいの頻度・規模で話す機会があったか話すことで、より信頼性が増します。
また、どんな工夫をして相手に興味を持ってもらったかも重要です。

3.【新卒・中途採用】求人広告の管理

求人サイトや人材紹介会社に求人を掲載し、選考希望者を募集します。

求人を掲載するサイトからの取材を受け、作成された求人広告を添削する形です。

どんな魅力を伝えたらもっと応募者が増えるのか、という視点が必要です。

求人サイトだけでなく、新卒説明会用に企業PR文も作成します。

この企業PR文を見て、学生がブースに話を聞きに行くかどうかを決める重要なアピール文です。

営業職との共通点

クライアント提案の準備と共通する部分があります。

また、求人内容の添削は事務的な作業となるため、外回り営業だけでなく、事務作業も行っていた場合は共通点となります。

面接でのアピール方法

どのようにクライアントを分析して、どんな提案を行ってきたか=今後応募者を分析して、どのように応募者を集めるかに繋がってきます。

自分で考え行動してきた部分は是非アピールしたいポイントです。

3.【新卒・中途採用】応募者対応

面接時間の調整や合否結果連絡など、応募者とのやり取りでフロントに立つのが採用職です。

応募者に好印象を与える対応はもちろん、個人情報を扱う為、慎重に作業することも求められます。

最近は売り手市場の為、企業側が内定を出したら、必ず入社してくれるわけではありません。

企業側も選ばれる立場であることを理解し、採用担当の行動からも自社をアピールします。

営業職との共通点

応募者対応はクライアント対応と共通する部分が多いです。

面接調整はクライアントとのアポイント調整と同じ、応募者に好印象を持ってもらう為に必要な電話・メール対応も、クライアント対応と同じです。

面接でのアピール方法

クライアントから信頼を得る為にどんな行動をしてきたか、という部分がアピールできます。

個人的には、

「顔を覚えてもらうために毎日訪問しました!」などの当たって砕けろ系よりは、

「ミスなく確実な対応で信頼を勝ち得てきました」とかの方が印象は良いような気はします。(会社にもよりますが)

個人情報を扱いますので、正確に丁寧に仕事ができることもアピールしていきましょう。

採用職に求められること

採用職は応募者と一番関わる仕事のため、応募者からすると企業の顔です。

企業によって、採用職に求める人物像はかなり変わってきます。

 

何社も中小企業の採用職の面接を受けてきましたが、その中で共通していたことは

ベンチャー企業は営業色の強い人

老舗企業は安定感や協調性を重視している傾向がありました。

ベンチャー企業の採用職

ベンチャー企業は起業してから年数が浅い為、会社名だけで人を集めることができません。

その為、より営業色の強い人材を採用して、応募者に企業の魅力を伝えていく必要があります。

例えば、

・ターゲット大学に何度も訪問して就職課の職員に企業の魅力を伝える。→就職課から生徒に企業を紹介してもらう。

・応募者と連絡先を交換し、いつでも相談に乗る。

・人材紹介会社の営業と密に連絡を取り、企業をアピール。応募者に紹介してもらえるよう働きかける。

など、とにかく人の力を使って企業をアピールしなければなりません。

採用職も少人数の場合が多いので、自ら考え動く「営業力を持っている人材」が求められます。

老舗企業の採用職

老舗企業は、採用手法が既に確立されている場合が多く、そのスタイルを協調性を持って継承できる人材を望んでいる場合が多いです。

「まずはやり方を覚えてもらって、そこからもし改善点があれば…」という感じですね。

このような老舗企業では、「採用業務に関する知識がない方が、自社のやり方を吸収しやすい」と考え、あえて未経験可の採用職を募集することもあります。

また、一般に企業名が知られている、知られていない、に関わらず、自社に対してブランド意識がある場合が多いです。

一般には知られていなくても、「この業界では有名な企業で…」というのはよくある話。

その為、「企業のイメージに沿った人物を採用したい」という思いがベンチャーより強い傾向があるように感じました。

「選考でしっかりアピールできたはずなのになぜか不採用」という場合は、「なんとなくイメージと違う」といった理由も大いにありますので、あまり気にし過ぎないようにしてくださいね。

未経験でも応募できる人事採用職求人探し方

人事の採用職は非常に人気の高い職種にも関わらず、求人はあまり多くはありません。

その為、求人サイトと人材紹介を併用して求人を探します。

求人サイト

求人サイトは無料で登録でき、どんな求人が掲載されているか情報収集だけの利用も可能です。

おすすめのサイトは、

DODA

リクナビ

マイナビ

こちらの3つは求人掲載数も多く、人事という職種で絞込ができます。

特にDODAは採用職で絞り込めるので、さらに探しやすいです。

人材紹介サービス

人材紹介サービスは自分に合った企業を紹介してくれるサービスです。

もちろん、登録から入社まで全て無料でサポートしてもらえますのでご安心を!

「経験がないから仕事を紹介してもらえないのでは…」と不安に思うかもですが、採用職未経験の私でも沢山仕事を紹介してもらえました。

求人サイトには掲載していないけれど、採用職を募集している会社って意外とあるんです。

登録の面談は少し面倒ですが、山のようにある求人から自分に合ったものを紹介してくれるってほんとーーーに楽!笑

会社によって特色も違うので、2社位登録できればベストですね。

おすすめは

リクルートエージェント

マイナビエージェントマイナビのプロモーションを含みます。

の2社。

転職自体初めての方はマイナビエージェント、転職は経験済み!という方はリクルートエージェントを特におすすめします。

参考記事>>>マイナビエージェントとリクナビエージェントを比較!人材紹介サービスのおすすめは?