転職活動は働きながら?仕事を辞めてから?どちらも経験した結果「辞めてから」が正解でした。

  • 2019-10-12
  • 2023-12-27
  • 転職

転職活動をするにあたって、働きながら転職活動をするのか、現職を辞めてから転職活動するのか迷うところです。

3回の転職経験があり、1回は働きながら転職、2回は仕事を辞めてから転職した私がおすすめするのは、「辞めてから転職」です。

なぜなら、辞めてからの転職活動の方が、きちんと転職内容に納得して終えられたから。

「働きながら」「辞めてから」どちらもメリットデメリットがあります。

どちらにするかのカギは「転職に割ける時間」

自分に合った転職方法を選ぶ参考となったら嬉しいです。

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働きながら転職活動

まずは働きながら転職活動をする方法についてです。

働きながらの転職活動はとにかく時間との闘いです。

私の場合は初めての転職が「働きながら」の転職活動でした。

何もかもわからない状態で、「早く現職を辞めたい」の一心で転職活動を開始。

派遣会社の営業として新卒入社してから2年弱、第2新卒としての転職を目指しました。

転職活動を始めるまで

新卒2年目の夏頃からなんとなく転職を考え始め、求人サイトに登録したり、求人情報を見たり、情報収集をするところから始めました。

この時点では絶対にいつまでに転職する、という意思がなく、現職を続けようか転職するか悩んでいる最中。

とりあえず人材紹介サービスにも登録しようと連絡したところ、

男性転職エージェント
転職意思が固まっていない状況で人材紹介サービスの登録はおすすめできない。現職を続けた方が良い。

と断られてしまう程、転職意思が固まっていなかったのです。

数か月悩んだ末、やはり現職を続けるより転職して新たな仕事を始めることを決意。

キリの良い、4月入社を目指して転職活動することにしました。

なぜ働きながら転職活動をすることになったかというと、

・次が決まっていないのに仕事を辞める勇気がなかったこと(お金面)

・転職先が決まっていない状況で上司に退職交渉できる自信がなかったこと

の2点が理由です。

ちなみに、ブラック企業ではなかったので、転職先が決まったと伝えるとすんなり退職手続きに入れました。

派遣会社の営業は常に人手不足なので、「辞めたいです」だけでは元営業の上司による本気の引き留めを受けていたでしょう。

働きながらの転職活動方法

転職する!と決まったらまずは求人サイトやエージェントの登録です。

①人材紹介会社登録

初めての転職で、色々相談しながら進めたいと考えた為、人材紹介会社に登録することに。

今回は

・リクルートエージェント

・マイナビ

・DODA

の3社に登録しました。

JACリクルートメントにも連絡しましたが、「紹介できる求人がない」と断られています。

②求人サイト登録

人材紹介だけでなく、自分でも求人を探すため、求人サイトにも登録しました。

・リクナビNEXT

・マイナビ

の2社に登録。

 

人材紹介サービスに登録すると、エージェントがどんどん求人を紹介してくれて、どんどん話を進めてくれます。

転職活動に対する時間が多く割けなかった為、とてもありがたい存在でした。

その分、人材紹介サービスからの紹介求人で手一杯となってしまい、求人サイトはほとんど見れない状況に。

結局、人材紹介サービスから紹介された求人にのみ応募、面接、内定をもらいました。

転職活動期間 約3か月(11月~2月)
書類選考 約20社
面接 2社
内定 1社

 

働きながら転職活動するメリット

一番のメリットは、お金の心配をしなくて良い為、「絶対にいつまでに内定をもらわなければいけない!」と焦らなくて済むことです。

しかし、人材紹介はサービスを受けられる期間が決まっており、大体3か月~長くても6か月。

エージェントもその期間内で内定が決まるように動く為、急かされる感はあります。

生活費の為に焦ってしまい、結局納得できない所に内定承諾してしまう、という状況にはなりにくいです。

働きながら転職活動するデメリット

一番のデメリットは、転職活動に割ける時間が少ないこと。

転職活動はだらだらと時間をかけるものではなく、3か月位の短期間で一気に動いて複数社の選考を平行して進めるのが理想です。

なぜなら、内定を獲得してから1週間程度で承諾するかどうかの返答をする必要があるから。(どんなに長くても2週間以内)

内定の理想図

複数社選考を開始し、同時期に最終選考、内定獲得するのが理想形です。

その為、一気に書類選考を出して、複数社同時並行で面接をしていく必要があるのですが、働いているとどうしても面接時間が取りにくくなります。

土日や仕事後19時以降など時間を合わせてくれる企業もありますが、休暇時間を削るので体力的にはかなりしんどい。

結局、面接社数を減らし、少ない社数の中から決めていくなど、いかに効率的に転職活動を行うかがカギになります。

 

また、現職を早く辞めることを目的とした転職の場合、1つ内定が決まると「もう少し転職活動を頑張ろう」という気持ちが続かなくなります。

内定先の志望度があまり高くなくても、です。

なぜなら、内定獲得=内定承諾を出せばすぐにでも現職を辞められる状況=目標達成できたから。

目標達成した状態で、体力的にもしんどい転職活動を続けるには強靭な精神力が必要です。。。

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仕事を辞めてから転職活動

続いて仕事を辞めてからの転職活動についてです。

2回目と3回目の転職は仕事を辞めてから無職の状態で転職活動を行いました。

どちらも条件を重視した転職で、

2回目は休職後退職してからの再就職だったので、残業が少ない+どちらかというとのんびりした社風であることが条件。

3回目は結婚後の再就職だったので、残業が少ない+休みが取りやすい会社

が条件でした。

仕事を辞めてからの転職活動方法

主に2回目の転職活動を中心に記載していきます。

1回目の転職活動で登録していた人材紹介会社、求人サイトに再登録。

【人材紹介会社】

・リクルートエージェント

マイナビエージェントマイナビのプロモーションを含みます。

・パソナキャリア

【求人サイト】

・リクナビNEXT

・マイナビ

 

仕事をしていないので、転職活動に使える時間が沢山あります。

・人材紹介会社からは希望に合った求人を紹介してもらう

・求人サイトで希望条件で絞込み、検索

・求人サイトのスカウトサービスを利用し、職務経歴書を企業に公開。企業側からアプローチしてもらう

この3つを軸に、ひたすら目の前の求人を読み込み、書類選考を受けるかどうか判断します。

書類選考は100社程受けましたが、求人を見た数はその3倍は見ていたと思います。

人材紹介や求人サイトの情報をフル活用して、少しでも気になった企業には書類選考を送り、書類選考が通れば必ず面接を受けました。

一次面接はたいてい、入社後仕事で関わる人物との面接なので、普段どういう雰囲気で仕事をするのか?がなんとなく伝わってきます。

1次面接の雰囲気で、自分の条件と違う、なんとなく嫌な雰囲気だった、と思ったら2次選考は辞退しました。

また、1次面接の前に選考企業のネガティブな情報を入れたくなかった為、企業の口コミは1次面接後に調査することに。

口コミを見て、自分の許容できるネガティブ情報であれば2次選考へ。納得できなければ2次選考は辞退しました。

とりあえずで内定を取ってしまうと、回答期限が原因で焦ってしまう可能性があった為、2次選考を受ける企業は厳選。

人材紹介会社からは、とりあえず内定を取ってそこから考えましょう!と勧められます。

ただ、自分で違うなと思った企業の内定を取ってもしょうがないですし、時間の無駄だと思ったのでそこは無視することに笑

しかも、内定獲得後は確実に急かされるので、自分のペースで判断できるよう辞退を選びました。

1次面接を受けたのは20社ですが、結局最終選考まで進んだのは2社のみ。

ここで働きたい!と思った企業から内定をもらったので、もう1社の結果が出ていない状態で内定承諾しました。

転職活動期間 約3か月(12月~2月)
書類選考 約100社
面接 20社
内定 1社

仕事を辞めてから転職活動するメリット

一番のメリットは転職活動だけに集中できること。

面接時間も自由に組めますし、いくらでも面接準備、企業研究ができます。

どんな企業で働きたいかはっきりしていなくても、いくつも面接を受けて「自分にとってどんな会社が良いか」を知ることもできますね。

仕事の片手間で転職活動をすると、どうしても何かを諦めなくてはいけません。

・面接の時間が調整できず諦める

・企業研究を諦める

・睡眠時間を諦める

絶対に自分で納得して転職活動を終えたい人には絶対仕事を辞めてからの転職活動がおすすめです。

仕事を辞めてから転職活動するデメリット

収入が無い為、精神的に焦ったり落ち込んだりしがちです。

仕事をしていれば、毎月決まった収入がありますが、無職の場合は貯金を崩すしかありません。

自分都合の退社の場合は失業保険が支給されるまで3か月かかります。

生活費の為にバイトをするのは絶対おすすめしません。

転職だけに時間を使える!というメリットがなくなるからです。

バイトをするくらいなら、仕事をしながら転職活動をおすすめします。

 

また、仕事では誰かに頼られたり、要求されたことをこなしたり、少なからず何かを達成している感があります。

無職で転職活動をしている場合、選考不合格になった時に「自分は社会から必要とされていないんじゃないか」なんてことを思いがちです。

選考に合格しまくっていれば良いのでしょうが、そうもいかないですからね。

何にも所属していない不安からネガティブ志向になりがちなので、モチベーションを保つ工夫をする必要があります。

ベストな転職方法の見つけ方

働きながら転職活動するのか、まずは仕事を辞めるのか、どちらも合う合わないがあります。

働きながらの転職活動しかしたことがなかった時は「絶対働きながらの方が良い!」と思ってましたが、仕事を辞めてから転職活動をしてみたら、私には「辞めてからの転職」の方が合っていました。

なぜかというと、私はいくつものことを同時にこなせるタイプではなく、一点集中タイプだからです。

逆に、1つのことだけに集中するのが苦手な人は、働きながら相乗効果で転職活動をこなす方が合っているはずです。

転職は短期集中型の活動になるので、短期間でどれだけ時間をかけられるかも重要となります。

仕事を辞めてからの方が圧倒的に時間があるので、「最後の転職にしたい」「絶対条件にこだわりたい」など、納得して転職活動を終えたい方には、仕事を辞めてからの転職活動をおすすめしたいです。

ただ、無職でも生活できる基盤があることが条件となります。

最低3か月は生活できる貯金があるとか、無職期間は家族に頼るとか。

転職活動は大体3か月位で終われるようにスケジュールを立てますが、貯金が底をついてしまう!と焦ってしまっては本末転倒です。

どうしても仕事を辞めると生活費が心配な方は、働きながら転職活動をしましょう。

 

働きながら、仕事を辞めてから、どちらにするかは「現状の自分にはどれくらい転職活動に割ける時間があるか」を知ることが重要です。

仕事をしながらでも十分時間が取れそうなら、働きながらの転職活動をおすすめします。

「時間が十分に取れずに満足いく転職活動ができなかった」を避ける為に、仕事を辞めてからの転職活動をおすすめしているからです。

まずは、仕事を辞める前に情報収集をしてみましょう。

・今どんな求人があるのか→求人サイトを見る

・売り手市場なのか買い手市場なのか→求人倍率

・自分の市場価値→求人サイトのスカウトサービス利用

そして、現職で平日の昼間にどれだけ時間が取れるか考えてみましょう。(面接時間の確保)

最後に、実際に働きながら転職活動を開始してみましょう。

どれだけ時間が取れるかはっきりわかるはずです。

 

転職する!と決めたら後は行動するのみ!

納得のいく転職活動ができることを祈っています。